ttshikoのブログ

プログラマをしています。普段、様々な情報(特にICT関連の技術情報)にお世話になっているので、その恩返しをできるようになりたいと考えて始めました。

Scala関西 summit 2015 (大阪, 2015/8/1(土))に参加してきました #scala_ks

昨日(2015/8/1(土))、Scala関西 summit 2015 に参加してきまして、

summit.scala-kansai.org

 

個人的に感じたこと、考えたことなどを書いてみようと思います。

皆様仕事が速い

まず、すでにアップされている、まとめサイトやブログ記事などを、確認できました範囲のみで恐縮ですが、リンクを掲載しておきます:

個々のセッションにて

 趣きが異なると思いますので、あらためて、別エントリに書きます m(_ _)m

全体を通して

名言がビシバシ飛び出して、頭の後ろぐらいから背中、腕、足、全身にかけて、ビリビリと電流が、何度も走るような、充実感いっぱいのイベントでした!

 

懇親会、二次会、含めて、まる一日、堪能させていただけたのですが、「Scala いいかもしれない」という想いが相当強まりました。それというのも、実感がこもった、次のような言葉があったからです:

  • Scala を使われた方々は、皆様一様に、移行してよかった、使わなかった頃にはもう戻れない、気持ちいい、等をおっしゃられている
  • 登壇者の@agataさんとお話しすることができたのですが、「Java から Scala へ移行された方々も、移行前は疑っていたけれども、移行後は『もう戻れない』と言っていた」とのこと。

 

さらには、Scala以外の言語との関連の話も多く聞くことができました。個人的に、一つの言語というよりも、技術業界全体が「いいもの」になっていくことに興味があるので、垣根を越えた話や、境界的な話は、とても刺激になります:

  • Scalaは、「静的型付け(RubyJavaScriptは「動的」。Javaは「静的」)」で、スピード感とメンテナンス性のバランスが良い
  • PHPコミュニティのお話を伺うことができたのですが、当日、PHPのすごい方々も参加されていたとのこと。PHP界隈では、他言語のよいところを取り入れようという、とてもいい雰囲気がある。
  • 関数型プログラミングを学ぶことで、命令型プログラミングにも、いいフィードバックがある。
  • 関数型プログラミング言語つながりで)Haskell圏論を行ったり来たりすることで、それぞれの理解が深まる。
  • Java -> Scala -> Clojure*1 -> Haskell なイメージ。
  • 現在、JavaScriptで「型」を入れようとすると、TypeScript一択になるが、Scala.js が、今でも本気だが、さらに本気になれば、その対抗馬になりうるのでは?

 

それにしても、特に、懇親会LTでの、Scala.js の勢いはすさまじく、

さらに、〆のZ戦士(@xuwei_k)さんのLTも凄まじくシビれました!

(下記のご本人様のブログにも書かれております、「猫」のお話をしてくださいました。「猫」(Cats)とは、関数型のコンテキストで登場する、「圏論」の「圏(Category)」辺りが語源のようです)

d.hatena.ne.jp

 

まとめ

全体を通じて、そうはいっても、まだまだ自分のバックグラウンドが不足していることを感じました。Scalaを始めとする関数型プログラミングの知識もそうですが、ドメイン駆動設計(DDD; Domain-Driven Design)も押さえておく必要があると感じています。

そうしておくことで、より勉強会で得るものも深まっていき、また、業務にフィードバックできることも多くなっていくと考えるので、きっとより楽しい世界が待っていると、ワクワクで意識が高まった一日でした。

おわりに

今回のイベントは、実行委員長 @aa7th さんが ScalaMatsuri 2014 (@渋谷) に参加されたことがきっかけで立ち上がったとのこと。運営スタッフの皆様は、その頃から当日まで、これだけ素敵なイベントを準備をしてくださって、本当にありがとうございました。

そして、スポンサーの皆様、登壇者様、他の参加者の皆様、その他、このイベントに携わった方々すべてに、感謝を申し上げます。ありがとうございました!

追記

ScalaMatsuri の次回開催が決まっているそうです!日本最大、アジア最大のイベントとのこと!東京やけど、参加してみたいなぁ。

scalamatsuri.org

 

 

*1:Clojure の"j" は JVMの "j"を表しているのだそうです。そういえば、一般単語としては、closure なので、お話をお伺いした時は、ハッとしました。